「ハードウェア」における目標
コンピュータの構成部品である電気・電子回路,機械・制御を修得し,応用する。
構成部品や要素とその実装,組込みシステムを構成する部品の役割,部品間の関係を修得し,応用する。
最適な構成で設計するための論理設計の留意事項を修得し,応用する。
組込み機器の開発における消費電力の重要性,関連する技術,動向を修得し,応用する。
1.1. 電気・電子回路
コンピュータの基本的な論理回路であるAND 回路,OR 回路,NOT 回路などの動作原理,論理回路は,組合せ論理回路と順序論理回路に分類できること,回路ごとの特徴を理解する。
1.2. 機械・制御
代表的な機械電子制御の実現方法について,その構造や動作原理,各部の働きを理解する。
1.3. 構成部品及び要素と実装
1.3.1. 半導体素子
代表的な半導体素子の動作原理,構造,特性,実装を理解する。
1.3.2. カスタムIC
利用者が要求する回路をIC として実現できることを理解する。
1.3.3. システムLSI
組込み分野などで利用され,複数の半導体を組み合わせることによって占有面積を縮小し,システムを小型化し,高速化,低コスト化などのメリットがあることを理解する。
1.3.4. 組込みシステムの構成部品
組込みシステムを構成する部品の役割,部品間の関係を理解する。
1.4. 論理設計
性能,設計効率,コストなどを考慮して,どの構成が最適であるのかを検討し,設計することを理解する。
1.5. 消費電力
ハードウェアの消費電力について,組込み機器の開発における消費電力の重要性,関連する技術,動向を理解する。