「データ操作」における目標
関係データベースのデータの操作を修得し,応用する。
データベース言語の種類,SQL 文を修得し,応用する。
3.1. データベースの操作
関係データベースのデータの操作として,集合演算(和,差,積,直積),関係演算(選択,射影,結合,商)などを理解する。
3.2. データベース言語
3.2.1. データベース言語の種類
データベース言語は,DDL(Data Definition Language:データ定義言語)とDML(DataManipulation Language:データ操作言語)などに大別されること,また,これらにはSQLを単独で使用する独立言語方式と,他のプログラム言語から使用する親言語方式があることを理解する。
3.2.2. データベース言語(SQL)
3.2.2.1. データ定義言語
スキーマ,テーブル,ビュー,処理権限を定義するSQL 文を理解する。また,データ型,列制約,表制約の定義方法,ビューの更新(更新可能なビューと更新不可能なビュー)を理解する。
3.2.2.2. データ操作言語(SELECT文)
要求されるデータを選択するために,SELECT 文による問合せの方法,条件を指定した特定行や列の選択,表の結合,BETWEEN やIN などの述語指定,集合関数,グループ化,並べ替えなどを理解する。
3.2.2.3. その他のデータ操作言語
INSERT 文,UPDATE 文,DELETE 文などのSQL 文を理解する。
3.2.2.4. 埋込型SQL
カーソル操作,非カーソル操作,親言語との接続など,埋込型SQL によるデータ操作の仕組み,利点,利用法を理解する。また,カーソル操作において,カーソルの宣言,操作の開始,終了,読み込みを行うなどのSQL 文を理解する。