3. e-ビジネス

3.0. 「e-ビジネス」における目標

e-ビジネスにおける目標は、次の3つになっています。

EC,EDI などインターネットを介して行うe-ビジネスの仕組み,特徴,留意事項を修得し,適用する。

データ交換の代表的な標準を修得し,適用する。

ソーシャルメディアの概念,類型,技術的背景を修得し,適用する。

基礎を習得した上で、応用できるよう学習をすすめていきます。

3.1. EC(Electronic Commerce:電子商取引)

3.1.1. 電子受発注システム

電子受発注システム,電子調達システムの仕組み,特徴,留意事項を理解する。

用語例

オンラインモール,オンラインショッピング,電子入札

3.1.2. 電子決済システム

電子決済システムの仕組み,特徴,留意事項を理解する。また,電子マネーの種類,暗号化,金融取引との関連を理解する。

用語例

金融取引,インターネットバンキング,EFT(Electronic Fund Transfer:電子資金移動),SET(Secure Electronic Transaction),スマートカード,IC カード・RFID 応用システム,キャッシュレス決済(スマートフォンのキャリア決済,非接触IC 決済,QR コード決済ほか),フィンテック(FinTech),暗号資産(仮想通貨)

3.1.3. e-ビジネスの進め方

e-ビジネス推進上の考え方,留意事項を理解する。

用語例

インターネットビジネス,オンライン商用サービス,バーチャルカンパニー,BtoB(Business to Business),BtoC(Business to Consumer),CtoC(Consumerto Consumer ), GtoB ( Government to Business ), GtoC ( Government to Citizen),OtoO(Online to Offline),e マーケットプレイス,オンラインマーケティング,オンライントランザクション処理,SCM,検索エンジン最適化(SEO),レコメンデーションシステム,ロングテール,成功報酬型広告,リスティング広告(検索連動型広告),マネタイズ,フリーミアム,クラウドソーシング

3.2. EDI

3.2.1. EDIの仕組みと特徴

EDI のシステム構成,受発注や決済の仕組み,特徴,EDI の導入による利点と留意事項などを理解する。

用語例

資材調達,補充発注,貨物追跡,電子決済, Web-EDI,UN/CEFACT(United Nations Centre for Trade Facilitation and Electronic Business:貿易簡易化と電子ビジネスのための国連センター)

3.2.2. データ交換での標準

取引情報の電子データ交換を実現する上で,多様な取引形態,複数の伝票フォーマットへの対応を効率良く行うためのデータ交換に関する代表的な標準を理解する。

用語例

JIS X 7011-1,JIS X 7012-1,STEP(Standard for the Exchange of Product Model Data:製品モデルデータの表現及び交換に関する標準),全国銀行協会手順,XBRL,XML-EDI,ebXML,情報伝達規約,情報表現規約,業務運用規約,基本取引規約,JCA(Japan Chain Stores Association:日本チェーンストア協会)手順( J 手順, H 手順), JX 手順, EANCOM ,流通BMS ( Business Message Standards:流通ビジネスメッセージ標準),オープンAPI

3.3. ソーシャルメディア

ソーシャルメディアの概念,類型,技術的背景を理解する。

用語例

SNS,電子掲示板,ブログ,ミニブログ,リアルタイムウェブ,ライフログ,情報銀行,シェアリングエコノミー,CMS(Content Management System:コンテンツ管理システム),CGM(Consumer Generated Media:消費者生成メディア),IPセントレックス