5. ファシリティマネジメント

「ファシリティマネジメント」における目標

ファシリティマネジメントの目的,考え方,施設や設備の管理,維持保全における留意事項を修得し,適用する。

5.1. ファシリティマネジメント

5.1.1. ファシリティマネジメントの目的と考え方

コンピュータシステムやネットワークの施設基盤の設計,構築の管理及び運営におけるファシリティマネジメントの目的,考え方を理解する。

プロセス

ファシリティマネジメント

5.1.2. 施設管理・設備管理

データセンターなどの施設やコンピュータ,ネットワークなどの設備の管理によって,費用の削減,快適性,安全性などを確保することを理解する。また,電源や回線の冗長化,バックアップ環境の整備,電源,空調設備,建物などのアクセス管理などを理解する。

用語例

施設管理,建物管理(免震装置,アレスタなどのサージ防護デバイス,防災防犯設備,安全管理関連知識ほか),電気設備(UPS,自家発電設備ほか),空調設備(空調機器,コールドアイル,ホットアイルほか),通信設備(MDF,IDF ほか)

5.1.3. 施設・設備の維持保全

施設・設備を適正な状態に維持保全することを理解する。また,水道光熱費,保守・メンテナンス費,修繕費などを含めたライフサイクル費用の削減を目指して,修繕計画を立案し,施設・設備の長寿命化を図るなど,施設・設備の維持保全の一連の活動を理解する。

用語例

施設・設備の維持保全

5.1.4. 環境側面

地球環境に配慮したIT 製品やインフラストラクチャ,環境保護や資源の有効活用につながるIT 利用を理解する。

用語例

環境側面,グリーンIT,データセンタ総合エネルギー効率指標(GEC,PUE,ITEE,ITEU ほか)