「システム活用促進・評価」における目標
情報システム活用促進,評価の考え方を修得し,適用する。
情報システムに蓄積されたデータを分析して,事業戦略に活用することの重要性,考え方を修得し,適用する。
情報システムの利用実態を評価,検証して,改善に結びつけることの重要性,考え方を修得し,適用する。
情報システム廃棄の考え方を修得し,適用する。
4.1. システム活用促進・評価
4.1.1. システム活用促進と評価の目的と考え方
情報システムを有効に活用し,経営に活かすために,情報システムの構築時から活用促進,普及啓発活動を継続的に行い,情報システムの利用実態を評価,検証して改善していくこと,各活動の考え方,役割,手順を理解する。
4.1.2. 情報リテラシー
経営目標の実現を目指して,情報を安全,有効,効率的に活用するために,情報リテラシーを確立することを理解する。
4.1.3. データの分析及び活用
情報システムに蓄積されたデータを,データサイエンスの手法によって分析し,今後の事業展開の戦略に活用することを理解する。
4.1.4. 普及啓発
情報システムを活用するための教育・訓練の実施など,普及啓発活動を理解する。
4.1.5. 情報システム利用実態の評価・検証
情報システムの投資対効果分析,システム利用実態を調査し評価すること,及び業務内容,業務フローの変更の有無,システムの運用状況を把握し,評価,検証して改善の方向性と目標を明確化することを理解する。また,客観的な評価,検証を行うために外部専門家を活用することを理解する。
4.1.6. 情報システム廃棄
機能,性能,運用性,拡張性,コストなどの観点から評価,検証した結果,情報システムやソフトウェアが寿命に達していると判断した場合には,情報システムを廃棄し,新たな情報システムの導入などを検討する必要があること,廃棄に当たっては廃棄計画を策定するなどの適切な措置を講じた上で廃棄すること,廃棄の手順と留意事項を理解する。