2. 知的財産適用管理

「知的財産適用管理」における目標

ソフトウェア開発工程で必要となる知的財産権の取得,管理の目的,考え方を修得し,応用する。

ソフトウェア開発工程で発生した知的財産権の保護のための手順を修得し,応用する。

2.1. 著作権管理

開発するソフトウェアの著作権の帰属の考え方を理解し,プログラムを外注する場合の留意事項を理解する。

用語例

プログラムの著作者,職務著作

2.2. 特許管理

ソフトウェア開発工程で発生した発明を保護するための手順を理解する。ソフトウェア開発時に他者のもつ特許を利用する必要が生じた場合は,使用許諾を受ける必要があることを理解する。

用語例

特許権,専用実施権,通常実施権

2.3. ライセンス管理

ソフトウェア開発時に,自社が権利を所有しないソフトウェアを利用する必要が生じた場合はライセンスを受ける必要があること,獲得したライセンスについては使用実態や使用人数がライセンス契約で託された内容を超えないよう管理する必要があることを理解する。

用語例

ライセンサー,ライセンシー

2.4. 技術的保護

ソフトウェアやコンテンツなどの知的財産を技術的に保護する手法の特徴,効果,留意事項を理解する。

用語例

コピーガード,DRM,アクティベーション,CPRM,AACS