「データベース方式」における目標
データベースの種類,特徴,データベースのモデル,3 層スキーマの考え方を修得し,応用する。
データベース管理システムの目的,機能を修得し,応用する。
1.1. データベース
1.1.1. データベースの種類と特徴
代表的なデータベースの種類,データの表現構造,レコード間の関連付けの方法など種類ごとの特徴,与えられた要件に応じて最適なデータベースを選択し,設計に活用することを理解する。
1.1.2. データベースの3 層スキーマアーキテクチャ(3 層スキーマ構造)
データベースでは,システムの利用者やプログラムから見たデータの定義(外部スキーマ),論理的なデータ構造(概念スキーマ),物理的なデータ構造(内部スキーマ)の3 層を区別することでデータの独立性を高めていること,各スキーマの表現方法を理解する。
1.1.3. データベースのデータモデル
データベースの論理的なデータ構造を表現するためのデータモデルの種類,特徴,利点,表現できる内容,特徴を理解する。
1.1.4. 関係モデル
関係モデルにおいて,データがどのように表されるのか,表の構成,考え方,複数の表の関係付けを理解する。また,与えられた要件に応じて,規定の表記法を使用してデータモデルを表現することを理解する。
1.2. データベース管理システム
1.2.1. データベース管理システムの目的
DBMS の目的,代表的な機能とともに,DBMS にも階層型,網型,関係型があること,DBMS のマネジメント機能をデータベース開発や保守に利用することを理解する。
1.2.2. 同時実行制御(排他制御)
複数のアプリケーションプログラムが一つのデータベースに同時にアクセスするときに必要な制御方法を理解する。
1.2.3. 障害回復
データベースに障害が発生した場合の障害回復機能と回復手順を理解する。
1.2.4. データセキュリティ
データを共有する際に重要となるセキュリティ確保のための方法を理解する。