EBCDIC

EBCDICとは

 EBCDIC (Extended Binary Coded Decimal Interchange Code) は、IBMが1960年代に開発した8ビットの文字コードです。このコードは、IBMのメインフレームやミッドレンジのコンピュータで使われています。このコードは読んで字の如く、BCD(Binary Code Decilal:2進化10進数)を拡張して作られています。

 EBCDICは、アルファベットの文字、数字、特殊文字、制御文字を表すために、8ビットのバイナリコードを使用します。1バイトは8ビットで、256の異なる値を表すことができます。

 EBCDICは、当初IBMのシステム/360メインフレームで使用されるために開発されました。それ以降、多くの異なるバージョンのEBCDICが開発されています。

 ASCII (American Standard Code for Information Interchange) と比較すると、EBCDICは、文字の順序やバイナリ表現が異なります。例えば、ASCIIでは ‘A’ は 65 (HEXで41) ですが、EBCDICでは ‘A’ は 193 (HEXでC1) です。

 EBCDICは、主にIBMのメインフレームやミッドレンジのコンピュータで使われていますが、現代のコンピュータでは、ほとんどの場合、ASCIIやその拡張版であるUTF-8が使われています。

コード表例

コード表例ではHEX表示を行が上位、列が下位となります。HEXのC1は行Cの列1となり’A’を指しています。同様に86であれば’f’を、6Cであれば’%’を指します。

https://en.wikipedia.org/wiki/EBCDICより引用

参照

EBCDIC – Wikipedia(英語)

EBCDIC – Wikipedia(日本語)